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深く息を吐く

自省用

息子が赤子の頃の私のおんねん

購読中のブログに「怨念」や「泣いた」という言葉が並んでいたので、わたしも「おんねん」の記憶を書いてみる。愚痴成分が多いので、おんねんをひらがなにしてちょっとだけソフトにしました…。ややこしいタイトルですみません。

 

私が育児で一番辛かったのは生後1週間から約半年くらい。産後心身ともにびっくりしていたけど、入院期間は比較的楽チンだった。夫は息子が産まれた日しか仕事休めなかったけど、母乳は産んだ日から出たし、母子同室の個室で、望めば赤ちゃん別室にしてくれたし、なにより義父母との同居から解放されたし……!

 

問題は退院後。腰が痛い。本当に痛い。初産なのにスピード出産だったから、赤子の頭はまんまるだけど、会陰は切れるし骨盤も痛む。歩くのつらい。なのに自宅には階段。赤ちゃんだっこしながら階段。3カ月くらいで整骨院のお世話になった。電気あててもらったらだんだん良くなった。

そして赤子は泣く。泣く。泣く。性格にもよると思うけど、息子はよく泣くタイプだった(他の同月齢の子たちを見て確信)。母乳が足りなくて泣くのか?と粉ミルクもふんだんに与えるけど泣く。オムツ換えても泣く。ゲップが出なくて泣く。眠れなくて泣く。3時間おきなんてガセだ、1時間ちょっとすると泣く。でもまあ赤ちゃんは泣くって聞いてたからな…。だんだん泣き方を観察する余裕も出てくる。

 

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↑うちの息子ではありません。

 

私が一番イヤだったのは、赤子が泣くと義父母がすぐに「泣かせるな!」と言い出しやってくること。もちろん、義父母に助けられたことはたくさんあるし感謝もしている。でも一緒に住んでいた故に辛かったことが確かにある。当時の夫は社畜だから基本家にいない。家にいるのは基本的に義母、赤子、私、時々義父。昼間赤子が泣くとすぐ義母が飛んでくる。私の自室だってなんだって、泣いてしばらくすると義母の足音が聞こえる…。そして「私にまかせなさい」と赤子を抱いていってしまう。さすがに夜はこないけど、翌朝には「ずいぶん泣かせてたわね…」と言われる(泣いてたわね、ではない)。いやそんなに長時間は泣かせてませんけど…。そして社畜だった夫にも言われる。「うるさいと眠れない…俺を寝かせてくれ!」と、とにかく泣かせるのは御法度だった。だから朝の4時5時くらいに息子だっこして散歩に出たことは1度や2度ではない。

 

ある日。夜の授乳後赤子が寝てから夫に託してお風呂に入った。湯船に入ってると赤子の鳴き声が聞こえる。いっぱい飲んだから空腹のはずはない。もしかしたらゲップか?まあ風呂くらいあと5分か10分くらい入らせてくれよ、と思ってほっとく。でも泣き止まない。聞かないふりしても泣き止まない。なにやってんだよオット!と思ってじりじりながら湯船を出る。髪を乾かす。まだ泣き止まない。すると、お風呂のドアを誰かがノックする。返事をしないうちにドアを開ける義母。 私まだ裸なんだけどそんなの関係ない。義母は「泣いてるから…。」と赤子を差し出す。普段は奪っていくくせに!! 私にはプライバシーなんてないのか。5分くらいも泣かせちゃだめなのか。そんなに泣かせちゃだめなのか!!! 知らず知らずのうちに泣けてきた。

 

仕方がないので母子ともに自室に戻る。戻る途中で義父のイライラした声がする。「ちゃんと寝かせてから風呂に入れ!」…はあ、あんたに何がわかるんだ。しかし何も言う気にならず自室に戻る。涙が出る出る。夫が泣いてる私をみる。

 

夫は、義父母が私に何かキツイことを言ったのかと階下で義父母とケンカを始める。怒鳴り声が聞こえる。キツイことは言ってないけど積もり積もって積み木がくずれたような感じなんだよ、と思った。赤子はわたしが戻ると泣きやんだ。きっと眠かったんだよな、乳臭い匂いをかぎたかったのかな? あんたが泣くとみんなが怒りだすのにずるいな…。私も横になる。まだ夫と義父母は親子ゲンカをしていてバタバタモノまで投げる始末。…しかし怒ってくれた夫には少し感謝した。その後少しだけ「泣かせるな」発言は減った。減ったけど相変わらず言われた。

 

実家に帰って両親を見直したことは、赤子が泣いててもあまり気にしないことだ。 泣いても特に何も言わない。一応困ってるふうな台詞は言うけどほっといてる。泣いててもごはんくらいゆっくり食べろという。お風呂くらいゆっくり入れという。それでそのうち泣き止む。赤ちゃんは泣くのが仕事だからね、という。嬉しかった。

 

だからいまだに、街中や病院なんかでこどもが泣いてて、それに眉をひそめて「ずいぶん泣いててかわいそうね」というおばあさんの台詞をたまーに耳にすると、もやもやを通り越してフツフツしてくる。ましてや舌打ちする人なんて、自分は想像力がありませんと言ってるようなもんだ。

そんなに泣いてちゃいけないのか。あんたは泣かさなかったのか。泣き声を母親のせいにするな。赤子はおなかいっぱいでもオムツきれいでも泣く時は泣くし、いくらゆらゆらしても泣き止まないことがあるんだよ! 「かわいそうね」といいながらやんわり責めないでくれ…。 

たしかに赤子の泣き声はカンにさわる。それは分かる。でもさ、泣かせたくて泣かせてるわけじゃないのがほとんどだと思うよ。そして初めての子だとなおさら母は泣き止ませ方がよくわからないんだよ。あ、普段と違う泣き方をしてる、というような時もあるから注意は必要だけども。

 

わらしべ長者の話知ってる? アブを結んだわらしべを、泣いてる赤ちゃんにあやしてご機嫌にさせたことから幸運が始まるんだよ…。「泣かせるな!」と言う前にわらしべ長者のようなふるまいができる人がステキな大人だ!と思います。

 

最後に私の言いたいことをまとめると…赤子は泣くのが仕事なので、周りの人はどうか過敏にならずに慣れてください! そのうち泣きつかれて寝ます!!!!! 以上。