頭をからっぽにしたいときの絵本を3冊ご紹介します。
1冊目。
妖怪ウォッチに古典妖怪が出てくるので、それなら食いつくだろう…と水木しげるさんの絵巻絵本を買ってみた。
表紙の右下を拡大するとこんな感じ。中ページもこの勢い。
これ、ウィスパーだ!!と、息子が描いたウィスパーはこれ。
ウィスパー似の妖怪は「白坊主」と書いてある。
本はじゃばらになっていて、広げると長〜い一枚絵になる。表紙をいれて12ページがつながってる。細部まで細かく描き込まれてるから見てて楽しい。文字は妖怪の名前のみ。
人間の里から、だんだんだんだん妖怪の森に分け入っていって、中盤はいちばん怖そうな妖怪たちがたくさん描かれてる。そして最期のページは人間の里に帰るねバイバーイ! という感じ。妖怪ウォッチにでてくる「古典妖怪」のおかげで、息子は「これ知ってるよ!」と知ってる妖怪たちをつぎつぎ指差す。
アニメやメダルと画風が違っても同じ妖怪だと認識するんだな。
あかなめ、いったんもめん、えんらえんら…
けうけげん、ざしきわらし、ぬりかべ(以上50音順)
ぬりかべの左下には鬼太郎が。「鬼太郎は人間なの?」と聞かれて即答できなかった。妖怪だよな…と思って調べたら、人間と妖怪のハーフだった。
自分もそうだったけど、小学生ってなんでこういう妖怪が好きなんだろうね…。
2冊目。
有名な本なのでご存知の方は多いと思いますが。何年か前に一目惚れして購入。
海からはじまって、だんだん町になっていって、にぎやかさを通り越すとまたゆったりした風景になっていく。
人間は迷ったとき必ず何かを見つけることができるものです。私は、見聞をひろめるためではなく、迷うために旅に出たのでした。そして、私は、この絵本のような、一つの世界をみつけました。それは、公害や、自然破壊など、誤った文明に侵されることなく、どこまでも緑のつづく、つつましくも美しい世界だったのです。
1977年1月20日 安野光雅 ( あとがきより一部抜粋)
2冊しかもってないけど、全部8冊あるようです。日本編も。
3冊目。
これは就学前、息子にひらがなを慣れさせようと思って、というのを言い訳に私が欲しくて買った絵本。
ひとつのひらがなで1ページ思いつくままにイラストが書かれています。例えばこんな感じ。
濁音や半濁音もあるので楽しいです…。さいごに「思いつきのうた」もついてる(楽譜つき)。
100%ORANGEさん、最近何やってるのかな?と思ったら来月から個展やるみたいです。行きたいです。
『ダゼ・クレヨン』というタイトルについてですが、「クレヨンだぜ」とか「クレヨンを使ってみたぜ」などの意味の倒置法です。
及川賢治