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深く息を吐く

自省用

遺伝子差別の時代はくるのかな

台風が来てたからDVDを借りた。1997年の映画「ガタカ」。

 

 

ガタカ [DVD]

ガタカ [DVD]

 

 

当時劇場で観た。言いにくいタイトル名、ユマサーマンの完璧な美女っぷりとジュードロウの人形のような美しさ、未来的な建物やデザインが印象的でいつかもう一度観たいな、と思ってた。

細部はだいぶ忘れていた。「GATTACA」の原題の綴りをみて、あ、グアニンとかアデニンのことか!と今頃気がついた。あんなに遺伝子科学が進んだ時代設定なら、主人公があれだけやってもばれないはずないよなあとツッコミたくなったけど、名作。今見ても映像は洗練されてるし、最近の賑やかで派手な映画とは違って静かに物語が進む。後からじわじわくる。 

ここまで遺伝子でなんでも分かっちゃうのは映画だけのお話と思ってたら、今はもう結構色々なことがわかるようになってるみたい。

脳はこんなに悩ましい

脳はこんなに悩ましい

 

1万円くらい出せば、遺伝子検査である程度のことが分かるらしい。両親のルーツとか、生まれつき得意な分野とか、普通の人よりもこの病気になりやすい傾向があるとか。

ただ、当たる確率としては半分以下くらい。あくまで傾向がわかる“よく当たる占い” みたい。面白そう。ちょっと調べてみたい。結果を詳しく読み解くには英語と専門知識が必要かも知れないけど。

池谷先生は、普通の人よりも足が速い遺伝子が入ってるようで確かに速かったようだ。でもそれを活かすわけではなく研究職に就いている。中村うさぎさんが入院の原因となる病気は一言も書いてなかった。遺伝子操作で優秀な子どもをつくる「デザイナーベビー」や遺伝子差別は倫理的にダメだよとも書かれてあった。

遺伝子操作は道徳的に許されない、とされてるけど、今はお金で優秀な遺伝子が買える。精子バンクの精子は、提供者の学歴やなんかによってラベリングされてて、目の色や人種も選べる。

いずれガタカで描かれてるみたいに「普通の方法で子どもをつくる=人工授精」となる日がきて、知らず知らずのうちに遺伝子で差別されていっても不思議じゃない。今だって既往症の有無で仕事が制限される場合がある。

しかし、人工授精という言葉を現実でポピュラーに聞くようになるとは子どもの頃には思ってもなかった。漫画や映画の世界に現実が少しずつ近づいてるのはすごいことだ。良い悪いは別として。