深く息を吐く

自省用

離乳食とお義父さん

ひじりこさんの離乳食エントリ読んでて思い出した話。

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私が息子を産んだ頃、確か産院や区の保健指導では「5カ月とか6カ月からゆっくりはじめて1歳半くらいに完了」みたいな感じだった。ただ「4カ月くらいから果汁をはじめて…」みたいなことも育児雑誌に書いてあったような気がする。

その頃は母乳の出がすごく良くなっていて「自分自身が赤子のごはん」て便利だ…と思えるようになってきていた。離乳食めんどくさいなーという心の底の声はあったが、区の離乳食教室にも足を運び、本も読み、自分なりに知識をつけてはいた。早くはじめるとアレルゲンのもとになるというのも聞き、5カ月半くらいからゆっくり始めればいいかな、と考えてた。

 

そんな、息子4カ月半の頃。同居の義父が大量の離乳食を購入して帰ってきた。

 

どういう意図で買ってきたのか分からず、聞くと、

「そろそろ離乳食だろう、と思って」

 

このとき私はしばらくなにも言えず、やっとの思いで

「お、お気遣いありがとうございます…」

という他なかったんだけど、だんだんだんだんイライラしてきて、このイライラはなんだろうとしばし考えた。

 ***

イライラの原因

  1. なんでも先に色々と用意したがる  ※関連エントリはこちら
  2. 大量に買ってくる(赤ちゃんそんなに食べない)
  3. 年金生活の義父のお金の出所の半分は、彼の息子(=私の夫)

イライラの本当の原因(追記)

義父が先回りして買ってくるのは今にはじまったことではない。が、離乳食はアレルギー等もあるので慎重にすすめなければいけないのに「買ってきたものを食べさせないと義父の機嫌が悪くなる」→「買ってきたものは食べさせなければならない」となるのが非常にイヤだと感じた。 

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義母に「離乳食は私も色々考えているので、食べるものに関してだけはお義父さんに買ってきてほしくないんです」と話した。義母は「ごめんね、悪気はないんだけど、子どもに何か買ってやりたいんだと思う。私からもう買わないでくれと言っとくよ」と言ってくれた。

ちなみに、当時超社畜状態だった夫はあまり頼りにならない。

とはいっても普段から義母の言うことは義父によくスルーされている。次の日、勇気をだして私から義父に言った。おそるおそる「お気持ちは有り難いんですが今後はもう結構です…」みたいな感じで(よく覚えてない)

義父は「わかった」と言葉少なに答えたが、明らかに背中が怒ってるのが分かった。

義父にしてみれば「せっかく買ってきてやったのに!!!なんで文句言われなきゃいけないんだ!」というのは分かる。

私からしたら「相談なく」「大量に」というのが問題なのだけれども、それはあまり伝わらない。

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次の日、大量の離乳食は燃えるゴミに全部出されていた(確かビンではなかった)

義母に聞くと「いらないんなら捨てちまえっ!てあの人が勝手にゴミ袋につめたんだよ。ああいう人だからあんまり気にしないでおいて」

買ってきていただいたものは、それはそれで少しずつ使おうと思ってたのに…。

かといってゴミ袋から出す気にはなれず、大量の離乳食はそのまま区の焼却炉に行ってしまった。

同居の難しさをこのように知っていく私であった。

 

 

photo credit: scribbletaylor via photopin cc