深く息を吐く

自省用

引っ越した

ようやく引っ越しのあれやこれやがひと段落した。まだまだ片付け足りないところだらけだけど、本を読んだり映画を見たり美容院にいったりする心の余裕が生まれた。

初めて実家をでたときを1回とすると、今回は7回目の引っ越し。払った敷金はトータルでいくらになるんだろうか…。夫とともに引っ越しするのは3回目。回数を追うごとにヘビーになってる。狭いところしか住んでないから物がべらぼうに多いわけじゃないんだけどな。

 

増えた物

ダントツは息子の周辺の物だけど自分の物も結構増えてた。自宅で仕事する時間と比例して仕事関係の書類や資料。息子にと買った絵本や児童書につられて自分用のマンガもなにげに多かった。同じの2冊ある!っていうのが3組くらいあった。もうこれはいいや、というのをまとめてブック○フに持ってったら8千円くらいになった。あと写真、プリントしてせっせとくれる方がいるので、未整理の写真がわんさとあった。心をオニにして半分以上は捨てたがまだかなりある。データでくれればいいのにな…。年賀状も10年以上前のものまであったので直近3年のものを残して捨てた。

水回りは大変だからみんなでやろうという話をして、確かにお風呂とトイレは最後の日に夫がやってくれたけど、キッチンは当然のように私の担当。キッチンは甘くみてはいけない。2週間前から食材ストックを減らし、1週間くらいまえから梱包をちょっとずつやるんだけど、やってもやってもなかなか終わらずしんどかった。

 

行方不明になった物

引っ越しすると物が行方不明になってしまう。すぐ見つかったけど鍵をなくしたときはあせった。いつもしまっているところにしまえなくなることで頭のメモリが追いつかなくなる。銀行のハンコまで一時行方不明になってしまい、やばいやばい、ハンコがないと銀行の住所変更もできない、ハンコ変更めんどくさいけど仕方ない、と急いで新しいハンコを作りにいった。材質は黒水牛がおすすめですよ、書体は行書がいいですか篆書がいいですかなどと聞かれ、材質はコレで、書体はこのぐにゃっとしてるほうにしてください、と頼んだ数日後、出来上がりを受け取ったとたん思いもよらないところから出てきた。あーー良かった!でもせっかく作ったのに!と嬉しいような悔しいような。行き場のなくなった新しいハンコは、近い将来息子が銀行口座をつくった時にとっておくことにした。

ハンコはそんなわけでいいんだけど、見つからなくてショックなのは、一番最初の上司からいただいた仕事道具。手のひらサイズ。あまり記憶がないのだが、荷造り中の変なテンションの勢いで捨ててしまったような気がする。最近あんまり使ってなかったからこれはもういいか、と思ってしまったような気がしないでもない…。思いとどまったようにも思うんだけど、どこを探してもない。私のバカ!まだ使うし! そんなに高価なものじゃないんだけどさ。メーカー名覚えてるから探してみよう…、でも全く同じ物はないだろうなあ。だいたい頂いたの何年前なんだ…。今ならもっと安くてちっちゃくて性能もいいものあるけどあれがいい。元上司が知ったら「もっといいの買えよ」と言いそう。でも買おう。

 

引っ越しを機に読んだ本
部屋を活かせば人生が変わる

部屋を活かせば人生が変わる

 

部屋を考える会、とあるけど「もしドラ」の著者さんだった。書いてあることはものすごくシンプル。平易な文体だからあっという間に読み終わる。掃除の道、洗濯の道、食器洗いの道、3つの道、っていう概念がわかりやすいし面白かった。掃除機は部屋の真ん中におく。部屋のすみっこをつぶさない。とにかく道を!たまにたくさんやるよりまめにちょこちょこやる。当たり前っちゃ当たり前のことばかりなんだけど、これをいつも意識してるかしてないかで大きく違う。この本読んで、新たにハンディ掃除機を買って部屋のへそあたりの場所にでん!とおいた。思った以上に夫も息子も使う。良かった。そろそろキャニスター型も買い換えたくなった。

 

 

こちらはタイトルに惹かれて読んだ。

写真多めなのでパラパラ眺めるだけでも楽しい。おおらか、だいたいとタイトルにあるけど私からみたらすごくしっかりお母さん業をされてて尊敬する。2人のお子さんがもう大きいから弁当を何年も作った方でもある。菜箸がなんでこんないっぱいなんだ?と思ったけど、読むとなるほどなーうち3組しかないから時々めんどくさいんだな、というような細かいところがいろいろと面白かった。グリルなし2口コンロなのに(だから?)ダンドリよさそうだし美味しそう。この人が雑貨屋さんで旦那さんが植木屋さんというのもなんかいい。

 

もともと朝日新聞のweb連載が好きで、まとまって読みたくて購入。

東京の台所

東京の台所

 

モデルルームみたいなお家から、DIY満載のおうち、同棲中、バツイチ子持ち、男の一人暮らし、中にはホームレスの方のキッチンの写真が住民プロフィールとともに載ってる。「家、ついて行ってイイですか?」って番組があるけど、少しそんな感じ。なかなか知ることのできないよそのお家のキッチン。住んでる人の歴史もかいま見える。こんな感じの昭和っぽいキッチンてなんかほっとする。

 

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