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「機動戦士ガンダム THE ORIGIN III 暁の蜂起」をみた

ジ・オリジンの三作目、シャアの士官学校編を見てきた。あいかわらずわざわざ観にきている方は40〜50代のおじさんばかりで女性は多分5%くらい…。なのでわたしの中でオリジンは「おっさんホイホイ」と名付けつつあるけど、すごく面白いから若い人も女性ももっと見たらいいのになーと思う。新しい声優さん若くてかっこいいし。

「機動戦士ガンダム THE ORIGIN Ⅲ 暁の蜂起」柿原徹也×前野智昭インタビュー (1/6) - コミックナタリー Power Push

 

Ⅰ、Ⅱのキャスバルはまだ人間ぽさがあったけれど、この回からは完全に冷たい血の流れるシャアになったなと思った(でもまだ1人称は「僕」)。原作読むのを我慢してた甲斐あって、非常に面白く観れた。以下ネタバレありありの感想。

 

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エドワウがシャアにすりかわるところからはじまる。本物のシャアが士官学校に入学するって決めたときから「シャアになろう」と思っていたんだろうけど、憎き相手でもなく、むしろ仲良しだったのにまったくためらいがない。

 

ただ、みんなエドワウとシャアが似てる情報掴んでるのに、暗殺者たちは入れ替わった可能性を考えてる人が全くいないのか。ハイスクールからの知り合いもリノしかでてこないし。実家にまったく帰らなくて親が不審がらないのもなーと思うし。でもまあここでバレちゃったらお話にならないけど。

士官学校編は楽しかった。若いガルマがでてきた! きつい訓練のところは宇宙兄弟の訓練編を彷彿とさせる。1stガンダムのときもちょっと思ってたけど、ガルマとシャアが二人でいるとなんとなくBLっぽさを感じてドキドキするのは私だけじゃないと思いたい…。

常人だったらガルマと出会った時点で復讐を始めたくなるだろうけど、そこをグッとこらえて仲良くなっちゃう賢いシャア。今回の若きガルマが思ったよりも男らしくて、その後のことを思うと心底ガルマが気の毒になった。ガルマは全然悪い人じゃなくてむしろ愛すべきキャラなのに。ひどいなシャア。

タイトルが「暁の蜂起」だからなんか戦いがあるんだろうと思ってたけど、まさか連邦を相手にしたクーデターのことだとは。しかもあっという間にクーデター成功。ちょっとできすぎだ…。

 

この映画と前後してトムクルーズ主演のワルキューレを観たからなおさら。

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そうそう、現実はこういうふうに厳しいよ…。

しかしナチス映画みるとジオンのリアリティが5倍くらい増す。

 

このクーデターが戦争の引き金になっていく。どれだけシャアがキーマンなのか!  

次のⅣはは今度の秋。いよいよ最後だーと思ってたら、ルウム戦役編もつくるよ!との予告が。まだまだ続くみたいで楽しみ。

 

 

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