個人事業主の源泉徴収
個人事業主は報酬を受け取るときに、請求した額から源泉徴収されて振り込まれる場合が多い。
ひとつの得意先への請求額が100万円までは請求額の10.21%、例えば請求が100万(税抜)だったら10万2,100円が源泉徴収されて振り込まれる。消費税額分にはかからない。
※昔は10%ちょっきりだった。増えた0.21%は復興特別所得税。めんどくさいのでここではまとめて源泉徴収税といいます。
この前、締め支払いのタイミングの関係でお得意様への請求額が130万くらいになった。ホクホクしてたけど、請求額が100万円を超えると源泉徴収の計算方法も変わる。
繰り返すが、100万円のときの源泉徴収税額は10万2,100円。
請求額が130万の場合の源泉徴収税額を10.21%で計算すると13万2730円なんだけど、
上の計算でいくと
(130万円-100万円)×20.42%=61,260円
61,260円+102,100円=163,360円
130万の請求で、源泉徴収額 16万3,360円が引かれる。約3万円多く徴収される…。
1月と2月のトータルで180万円もらった場合をシミュレーション
1月/180万・2月/0 → 源泉 295,700円
1月/150万円・2月/30万 → 源泉 234,830円(204,200+30,630)
1月/100万・2月/80万 → 源泉 183780円(102,100円+81,680円)
100万超える額が大きいと次の月が少なくてもたくさん源泉徴収される!
多分確定申告で調整されると思うので、そんなに目くじらたてることはないとは思うんだけど。
ちなみに、毎月の売上高が80万円(税抜)ペースだと年の課税売上高が1,000万円を超え、消費税を払わないといけなくなる。たくさん稼ぐとたくさん税金を払わないといけない。私はまだまだ余裕で免税業者なのでヒトゴトなんですが。消費税がまた上がると今ギリギリのラインの人も課税事業者となる。4桁万円目指す人は消費税払う覚悟でいないといけない。