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自省用

結婚の挨拶でのほっこりエピソード

冒険者の犬ラグさんが結婚の準備でウキウキのようです。おめでとうございます。読んでいるうちに、私が結婚する頃のプチほっこりエピソードを思い出したので書いておきます。そんなにたいしたほっこりではありませんが。

 

 

彼を初めて私の実家に連れていき、両親に紹介するという日。事前に母に電話で

私:今回は彼だけ連れてくよ。今すぐ結婚というわけじゃなくてご挨拶だからね。彼の両親はまた次の機会で大丈夫?

母:わかった、大丈夫よ

というやりとりをした。

 

そして約束した日、彼を実家に連れていった。彼は一応スーツ着て。私は普段着で。

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実家には両親と祖父母が待ち構えていたが、祖父は「俺は耳が遠いから」と、彼とちょっとだけ顔を合わせただけで自室に戻る。客間には祖母と両親と彼と私。

それで両親と初対面して、自己紹介した後に、モゴモゴしながら「結婚を前提につき合ってる」みたいな話をする。で、お寿司とか食べて、つくられた和やかな雰囲気の中、つくられた雑談タイムを過ごしていく。話ベタな人達なので、一番しゃべってるのは私だったような気がする。

しばらくすると、別室にいた祖父がブツブツ文句言ってるような感じがしてきて、そのうち母が怒られてる声が聞こえる…。ときおり大きな声になる。

 

おじいちゃん…こんな日まで何を怒ってるんだよ…と思っていたら、母がこそっと私を廊下に呼び出した。

 

母:あの人のご両親はいつ来るのかしら…。なんで来ないんだっておじいちゃんが言ってるのよ。結婚の申し込みは親とセットで来るもんだ!って

私:えーーー!ちゃんと電話で、彼だけ連れていくよって言ったじゃん! ご両親はまた今度で、まずは彼の紹介だけって言ったよね!おじいちゃんに言ってなかったの?

母:うーん(ごまかす)とにかく、おじいちゃんがああ言い出しちゃったら、何か約束しないとひっこまない…

私:そんなの知らないよ! 向こうのご両親と私は会っているけど、結婚することはまだ言ってないし!! あーーーなんでこんなに意思疎通ができてないのさ。おじいちゃんには私が適当に言っとく。近いうちに来ますって!!

 

彼はその時こんなやりとりをカゲでされてるとは思いもよらなかったに違いない。祖父が彼に直接怒鳴らなかったのが不幸中の幸いか。

とりあえずその日は表面的にはにこやかにお開きになり、私と彼は実家を後にした。

 帰りの車で、なるべく彼の気を損ねないように言葉を選びながら「うちの両親があなたの両親に、あんまり間をあけないうちに会いたいんだって。おじいちゃんがなんか早とちりしてて悪いんだけど…」というようなことを話した。

前から彼に、私の実家が人間関係の風通しの悪い家だということを話していたけど、これで少しわかったんじゃないかと思う。彼が悪いわけではないのに、祖父が機嫌が悪いのはどうやら自分のせいらしい、というのはあまりいい気分ではなかったと思う。よく覚えてないけど、ちょっと気まずい空気が流れたような気がする。

 

一人暮らしの家に戻り、電話で母に怒りをぶつけた。

母は天然なので、私が怒ってることはあまり気に留めるようでもなく「そんなことより、おばあちゃんが『優しそうな人で良かった、本当に良かった』って言ってたよ!」なんてのんきなことを言っていた。

 

…そうだね。威圧的だったり、いつも怒っている感じの人には自然と近寄らないようにしてたらおっとりタイプをターゲットにするように潜在意識ががんばったんじゃないかなと思うよ!

 

 

 

 

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