深く息を吐く

自省用

コマさんとコマじろうと兄

妖怪ウォッチ。コマさんコマじろうの話を何話か見た。白いのがコマさん。色違いの弟がコマじろう。

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コマさんの方が先に都会に出てきたのに、コマじろうの方が要領がよく都会への適応力が高い。クラブにも踊りに行ってる…。コマさんはいつもどんくさい。でも二人(二体?)は仲良し。

 

この、弟の方がなんとなく優秀っぽい感じ。ちょっとだけ宇宙兄弟と似てる、と思った。

 

--- 優秀な弟とちょっと出遅れた兄という設定はどこから?

「『君について行こう』で、宇宙飛行士に憧れながら別の道を進んだ万起男さんが千秋さんの打ち上げを見送るシーンが印象的で、それを兄弟に置き換えてみました。スポーツでも弟が先に横綱になった若貴兄弟みたいに、こういう状況って結構ありますよね。そういうのを見ると、僕は兄を応援したくなるんです(笑)。だから、応援したくなるほうを主人公にしました」

BOOKインタビュー 小山宙哉 - TSUTAYA online 

次子の方がメジャーなパターンていうと、タッチの和也と達也とか、サッカーのヤスとカズの三浦兄弟とか、原田貴和子・知世とか香里奈3姉妹とか…探せばいくらでも出てきそう。例えが昭和的なのはご容赦ください。

 

もちろん、世の中は逆のパターンもある。

私個人の話をすると、兄はスポーツも勉強もでき、児童会長だったし、バスケ部のキャプテンもやっていた。小学校の頃一度だけ、ある先生に「お兄ちゃんはできるのに妹はダメだな」というようなことをみんなの前で言われた。多分「頑張れよ」というメッセージが後ろにあったんだと思うけど、4年生くらいの頃で自分を否定されたようでかなりショックだった。

中学は生徒数が多かったのでそんなことはなかったが、兄を知ってる何人かの先生には「ああ、あの○○の妹か。優秀だな」と言われ、誇らしいような気持ちとやっぱり言われたという気持ちが混ざっていた。

兄とは別の高校に進んだ。この頃からようやく兄コンプレックスが少しずつなくなっていった。兄にはかなわないな、と割り切れてきたし、性別が違うこと、兄は理系で私は文系だったのも良かった。

でもこれ、専攻が同じだったり、同性だったら兄コンプレックスはもっと長く続いただろうなと思う。仮に私に妹がいて、どの分野も優秀だったら、果たしてよき姉でいられただろうか?

 

 

ということをつらつら考えてたら、ますますコマさんがかわいいなと思った。