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深く息を吐く

自省用

成人式とダサピンク

今日は成人式だったのですね。だいぶ前になるけど、私も成人式に行った。

成人式って、本人のためではあるけど、親のためのものでもあると今になれば分かる。七五三や結婚式と同じ。

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photo credit: hiromy via photopin cc

 

私が成人式を迎える頃、両親は着物を買おうかどうしようかと話していた。父はいつも「お金がないお金がない」と言ってるので、私は「着物なんていらない。スーツならいずれ就活に使えるからスーツでいい」と言った。別に成人式なんて行かなくてもいいし、とさえ思っていた。関連エントリ→昭和時代の私の実家 - 深く息を吐く ※成人式は平成でした。

 

わたしには同い歳のイトコのフミちゃん(仮名)がいる。ある日フミちゃんの母(私の叔母)がうちに来て「フミの成人式用にこんな着物を買ったのよ」と、私の祖父母に写真を持ってきて話していた。

この日がきっかけになったのか、家の中がやっぱり買おうという雰囲気に。

私が欲しいものは全く買ってくれないのに、なんで私が必要ないといってる物を買おうとするんだろう…。そのお金があるなら叶えてほしいことがいくつもあった。もし親戚と対抗するのが買う理由なら着たくない、と父にも祖父にも強く訴えた。着物は結局借りることになった。

祖父は(外孫の)フミにはちゃんと着物を着せて成人式を迎えさせるのに(内孫の)ナツは貸衣装かとぶつぶつ言ってた。おじいちゃん…。

でも、なんだかんだ言っても着物を着るのは嬉しかった。両親からのお祝いの気持ちだと素直に感謝した。でも着物の希望は聞かれなかった。私も無関心ではあった。そして成人式の当日に着物の柄をはじめて知った。淡いピンクで小さい花がたくさん描かれていた。チョイスは父。

 

ピンクか………!

自分で選んで買った服の中にピンクなんて一着もない。でも父が私に求めるイメージはこの淡いピンク色なんだな…。どうもすいません…という気持ちになった。

結婚する頃、写真を整理してたらこの成人式の写真がでてきて「やっぱり似合ってないよなあ…」となんか恥ずかしかった。自分としては自分のイメージがピンクじゃないし、そもそもピンクが好きじゃないんだからしょうがない。ちなみに七五三の着物もピンクだった。

 

最近はてなでよく出てくる「ダサピンク」のことを思い出した。遠巻きに斜め読みしてたのだけど、

女性はピンクが好きなどの(男性側の)偏見によって(女性にとって)残念な商品が作られてしまう現象。

ダサピンク現象とは - はてなキーワード

ピンクが好きなんでしょ?の認識の押しつけられたものを「ダサピンク」と定義するんであれば確かにそういうものはあると思った。私にとっての成人式の着物は広い意味でこれがあてはまるように思った。

※しかしこれは製品開発のことではなく「父が選んできた物」に対しての私の感想だからこの定義外かもしれない。でもきっと根っこは一緒なんじゃないかと。

着物の色がダサかったわけでは決してない。かわいい色だったと思う。人気の色ですよ、とお店の人に薦められたのかもしれない。柄も清楚な印象だった。いや、清らかすぎる感じがした。似合う人が着ればイケピンクかも。でも私が実際に身にまとうという主観をまじえると、自分としては着るのがなんか恥ずかしかった。

両親がわたしに着てほしい色と、私が着たい色や柄にギャップがあった。ただそれだけのことだけど、それが成人式の着物という場面だったからいまだに思い出す。せっかく用意してくれたもので嬉しかったのだけど同時にモヤモヤも残ってしまった。こんな娘で申し訳ない。

 

追記

 

 

↑こういうことなのかな?と思って書いたのですが、認識違いならスミマセン…。