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深く息を吐く

自省用

働く母って実際はまだまだ少ないんじゃ

 
働く母の実態をよく知らないまま母になる

私が子どもの頃の働く母モデルは、農家の嫁である実母、同じく親戚の農家や酪農家のおばさんたち、学校の先生。以上。昔から人気アニメの主人公のお母さんはだいたい専業主婦だし。

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photo credit: quirkybird via photopin cc

自分が今まで同じ職場で出会った先輩のワーキングマザーは片手で足りる。そのうち正社員だったのはたった2人。ウチ1人は当時50代の経理担当(子どもはもう大きい)。もう1人は当時3歳の子をもつシングルマザー。実のお母さんに子どもを預けて21時くらいまで働いてた。他の方は妊娠と同時に退職→フリーランス

私の仕事を身バレしない程度に書くと、新卒時からずっと制作職で、比較的フリーになる人が多い職種。20代で勤めてた会社は男女比半々か女が多いくらいだったけど、40歳以上の女性正社員はぐっと少なかった。しかも独身の方ばかり(男性はもちろん既婚者が増えていくが)。 

妊娠が発覚したとき勤めてた会社では、育休をとるとしたら最初の1人目だった。でもその会社はもう辞めたかったから出産ギリギリまで働いて退職した。子を産んでどうなるのかまるで想像がつかなかったから、様子見てぼちぼち働こうと思っていた。時間で区切って働ける会社を探そう、なければ派遣かフリーで、まあなんとかなるだろうと考えてた。

産んでからの就活は大変だった。つーか読み甘いよな、私。正社員は早い段階であきらめた。制作会社はもともと長時間労働がごく普通。なので知人から小さい仕事をもらったり、いくつかの会社に契約社員として所属したりして食いつないでいた。(保育園の認定切られやしないか毎年この時期はドキドキだったな…)

 

現在の私

数年前、とある会社と業務委託契約したことがきっかけでフリーランスとなった。常駐フリーという弱気なフリーランス。子預けできる時間は会社で仕事をし、夜になる前に家に帰る(時々持ち帰る)。社員が100人くらいの規模なんだけど、働く母は事務職の1〜2人くらいだけ(2%!)男性の既婚者もそう多くない。3割いかないんじゃないか、という環境。若い人多い。

なので、私とやりとりする担当の方には最初にお願いをする。18-21時は対応が難しい時間であること。持ち帰り仕事は可能なこと。こどもの体調などで自宅で仕事をせざるを得ない時もあること。短時間での対応が必須の仕事は受けられないこと。どうしても夜遅く会社にいないとできない仕事は早めにスケジュールを教えてほしいことなど。

あからさまにイヤな顔をする人はほとんどいないけれど、たまに「困るなあ…」と文句を言われることがある(エア舌打ちが聞こえる)。確かに忙しい会社だからその気持ちが分かる。みんな働くお母さんのために仕事をしてるわけじゃない。クライアントのため自分たちの利益を出すために仕事をしてるんだよな。でもへこむ。だから負担をかけたらその分ギャラから引いてくださいと言っている…。

 

ワーキングマザーと一緒に働いた経験がない人は多い

そういう環境下で何年か過ごしてみて、働く母である私本人が試行錯誤状態であるとともに、他の社員さん達も子持ち母と一緒に働く経験がないという当たり前のことに気づく。子どもがいる同世代の男性が増えてきて、私の働き方に理解してくれることは多くなってきた。でも帰る間際に仕事をふってきたり、「え? あと1時間くらいどうにかなんないの?」と軽くおっしゃる方は多い。だってそんな働き方してる人と仕事したことないもんな。いつも夕方までしか仕事できないなんてビックリだよな。

大きい会社や制度のある程度整ってる会社ならワーキングマザーのモデルは少しはできてるのかも知れないけど、私が経験してきた中小零細企業では、働く母モデルは未だに少ない。ほとんどない。かつての同僚達が出産→復帰し、働く母が社会の中に増えてきた感はあるけども。

働く母はいないけど、逆にきれいな30代独身女性が職場にわんさかいる! 30代半ばでもバンバン転職して入社してくる。私は20代の頃、転職は30超えると厳しいだろうなと思ってたけど今はそうでもないのかもしれない(子持ちでなければ)。

 

でもネットの中には働く母がいっぱいいる感

お手本となるワーキングマザーモデルが少なかったせいか、出産して社会復帰後に経験するアレヤコレは、本当にどうしていいのか悩んだ。良くも悪くも義父母がいたから仕事はしやすかった方だと思うけど、本当に辞めようかと思ったこともある。

他の働く母達はどうしてるんだろうとネットにモデルを探し、ネットのワーキングマザーネタに敏感になる。そんな人は増えてきてる感じがする。 

 

だんだん変わるでいいんじゃないかと

サイボウズのワークスタイルムービー、賛否両論だけど、こういう映像がどんどんでてくることはいいことじゃないかと思う。私は育児で体力的にきつい時期は過ぎたので、ああそうだよなー大変だったよなーと懐かしく思いながらみていて、いろんな熱い意見が飛び交っているのを興味深く読ませていただいた。

働くお母さん関連の記事や映像は私の印象ではどんどん増えてる。働く母を持て余す管理職も増えてるのかもしれない。少しずつ確実に昔とは変わってはきてるんだろう。

でもまだまだ現実には過渡期なんだろうなあと思う。母によるとうちの父は育児は何もやらなかった。家事もできない。でも現在のお父さんたちはわりとオムツ換えるし、送り迎えするし、料理もする。掃除もする。ウチの夫もぼちぼちはやる。きっと数年後は、働く母と一緒に働いた経験ある方が中間管理職や管理職となって部下を動かすようになる(はず)。

個人的にはサイボウズの続編で子どもが大きくなって、宿題どうしよう、お手伝いどうしようみたいな動画をみたいけどまあないだろうな…。