この秋息子が気に入った絵本
もう冬なのでこの秋のふりかえりを。
一冊目、ノルウェーの昔話。
ある日ダンナさんが奥さんに「おまえの家の仕事は楽でいいな、1日仕事をとりかえよう」という。奥さんは快諾し仕事をとりかえる。するとダンナさんは失敗ばかりする…というお話。
初めて読んだとき。だんなさんが一つ失敗するごとに、息子はこのだんなさんがかわいそうで泣きそうになり、最後の大失敗の場面では本当に泣いた。でも泣きながら実は笑っていた…。しばらく毎日こればかり読んでいた。思えばドリフのコントのような感じのお話。
絵がきれいで大人も読んでて楽しい。だんなさんが失敗してる家の外で、さりげなく奥さんがせっせと畑仕事を片付けてく様子もいい。息子は「ダンナさんはおウチの仕事をしない方がいいね」となってしまって、「そうじゃないよー!!どの仕事も簡単じゃあないんだよ、だんなさんも練習してごはん作れる方がいいよね! 」と強く言っておいた。
同じようなタイトルの本が図書館にもあったので借りてきて読み比べてみた。
しごとをとりかえたおやじさん (こどものともコレクション2011)
- 作者: 山越一夫,山崎英介
- 出版社/メーカー: 福音館書店
- 発売日: 2011/02/10
- メディア: 単行本
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こっちのおやじさんの方はちょっと意地悪そうに描かれている。赤ちゃんも登場する。失敗の仕方が微妙に違っててこちらも面白い。
どちらも年長さんくらいから読めると思います。
二冊目、みんな知ってるジャックと豆の木。
豆の木に登ることしか覚えてなくて読んだら、ジャックが天空の人食いおにの物を奪って金持ちになる、というお話だった…。
話の結末はともかく、スズキコージさんの独特な絵がとてもいい。人食い鬼のおかみさんは、空腹のジャックに食べ物を与え人食い鬼からもかくまってやったのに、ジャックはさんざん金目のものを奪って逃げ、最後とは人食い鬼がつかまってる豆の木を切って殺してしまう…。
息子はジャックが鬼からかくれて逃げるところがハラハラして楽しいようだ。けど、読後の感想は…「やっぱり、空の上のおかみさんがかわいそうだよね」。そうだよね。優しい子に育って母さんは嬉しいよ…!
本当にこんな話だったのかな?と思ったら
その後を描いた後日談的エピソードが描かれたバージョンもある。巨人から奪った宝物で鶏は卵を産まなくなり、袋は金と銀を出し尽くし、ハープも歌わなくなってしまう。そこで母親が「他人から奪った宝物で幸せを掴もうとしても長続きしない。本当の幸せとは額に汗して努力で掴むものである」と言い、ジャックに麦のタネを手渡し、「この種を立派に育てて御覧。そうすればお前も本当の幸せとはどんな物か分かるよ」とさとす ジャックと豆の木 - Wikipedia
アマゾンで「ジャックと豆の木」を検索すると236件も出てくる。このバージョンの絵本は果たしてあるのか?
三冊目、百人一首。
この本は気に入った、というより今後の課題図書として。
時々学童や学校で百人一首をやってるようなので、まずはためしに借りた。息子は、意味は分からないけどいくつかは知ってるようだ。私は恥ずかしながらほとんど知らない。 でもこの本は斎藤孝さんの解説が分かりやすくて読みやすい。
…しかし消化するに少なくとも1年はかかりそうだ、と判断し購入。半分は自分のため。
読んでやるととりあえず聞いてる。歌の内容は…昔の貴族の恋歌ばかりだから小学生男子にはキビシイ。まあ、ひとつでもふたつでも呪文みたいに覚えてくれて、いつか意味が分かればいいかなと。
× × ×
追記:いじってたら間違えて下書きに戻してしまい、再度更新ボタンを押したらせっかくつけていただいたスターたちが消えてしまいました…たしか前にそんな感じの記事を読んだことがある…↓
過去記事を誤って削除してしまった。⇒ 修復出来た!(追記) - 空飛ぶ畳
間違って消してしまった、はてなブログ記事の復元方法(グーグルのキャッシュを利用) - としやの Blog
上記の記事をもとにやってみたら元に戻りました! 記事の管理は気をつけないと。