深く息を吐く

自省用

「機動戦士ガンダム THE ORIGIN V 激突 ルウム会戦」をみた

ジ・オリジン5作目のルウム編前編。ずっと劇場で観てるので今回も。入場するときにまたミニサインを配ってた。セイラさん銃持って出てくるんだ!

今回は今までの4作よりは、どういう風に戦争になったかという解説映画っぽかった。画像の下からはネタバレ感想。

 

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パンフのど真ん中にシャアがいるんだけど、かなり出番が少なかった。今回はいろんな人がちょこちょことでてくるんだけど主人公らしい主人公はいない。

今回のタイトル「ルウム会戦」とあるからバチバチが始まるのかと思いきや、テーマはコロニー落としだった。いつも1stの冒頭にでてくるシーン。当時はぼんやり観てたんだけど、どういう経緯でそうなったのかがようやくわかった。戦況の説明しないといけない回なら終戦記念日近くになると組まれる特集みたいに、もうちょっと掘り下げてじっくり描いてほしかった。パンフレットに補足説明が詳しく書いてあるから、読みながらああなるほど、、となったんだけど。

なぜブリティッシュ作戦っていうんだろうな?と調べると、第二次世界大戦後、植民地(コロニー)を失って国力を弱めたイギリスのにちなんで命名、とあった。

ギレンは1stで描かれてるよりもひどい人だった。コロニー落とし発案者ってだけでもひどいのに、ジャブローはずして失敗したからもう一回やろうみたいなことを言ってた。オリジンの1でサスロを暗殺したのはこの人かもしれないと思わせる。コロニー内全員毒ガスで殺害している描写もつらかった。あれだけでかい空間で効く毒ガスってどんだけ強力なやつなんだろう。そんでその毒ガス入りのカプセルが落っこちたら人類の半分死滅じゃすまないんじゃないのか。 オリジンIのパンフに、コロニーの大きさは直径約6.4km長さ36kmってある。恐竜絶滅の隕石は直径約10kmとある。実際に怒ったら「エンドオブザワールド 渚にて」くらいな感じになりそう。

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今回目立ってたのはドズル。ドズルってこんなふうに(おおげさに)しゃべってたっけ…? アマゾンプライムでテレビシリーズが見られるので、1stの35話あたりを見直してみると、ドスはきいてるけど、今回よりも淡々と話してる。声優さんが違う*1ようだ。1stのドズルは郷里大輔さん、もう亡くなられていた。。調べてみると1stのブライトさん、セイラさんの声優さんも他界されていた。もう放映時から40年ちかく経ってるんだもんな…。

ドズルの次に印象に残ったのは…セイラかな。いつの間にかサイド5で医者(看護婦?)になってた。1stでは医者らしいことしてなかった気がするから見習いだったのかな。暴徒のシーンはTWDを彷彿。暴徒がきたときのセイラの目がシャアの目と同じくなってた。強くなったセイラ。ティアボロさんが息をひきとってた場面はすごく悲しかった。セイラはこのあとどうやってサイド7に行ったんだろう。次の回で多分わかるだろうと楽しみにしておく。

 

タイトル通り確かに戦艦の総力戦は始まった。ガルマはうるさい。赤いモビルスーツも出てきた。赤いのが普通のザクより早いのはシャアがリミッターを外せと言ったから。シャアがノーマルスーツ着ないで乗るってチャチャ入れられたときに、「MSがやられるときは死ぬときだ、だから私にはノーマルスーツは必要ない」(うろ覚え)というような名言を吐いてた。

TVシリーズを見返すと、37話でシャアがギャンに乗るときにやっぱり「ノーマルスーツ着てください」と言われて「私は出撃しても必ず帰ってくる主義だから、ノーマルスーツは着ないのだよ!」みたいなことを言ってる。その何話か後でララアに「大佐、ノーマルスーツを着てください」と言われて「ララアが言うのなら」とあっさり着る…。でラストの白兵戦につながっていくからララアはすごい。

 

ハモンが2番までたっぷり歌うのに、最後ココで終わり?!というところで終わってしまった。。ちょっと消化不良なのでプライムで観れるうちに観なきゃ!と、毎日なにかしら観ておさらいをしている。原作を読むのも映画見るまで我慢してるので、ようやく13巻くらいまでは読めそう。次の最終話が待ち遠しい。

*1:「めぐりあい宇宙」のドズル役は玄田哲章さん。テレビと映画で違ってたのは知らなかった。今回のオリジンでは三宅健太さん。