深く息を吐く

自省用

目の中になんかが飛ぶので眼科に行った

同年代の知人が、網膜剥離で近々手術を受ける、という話を聞いた。目の病気って、コンタクト関連の症状以外はお年寄りがなるものだろうというイメージがあったけど

遠視・正視よりも近視、特に強度近視でより多くみられ、どの年齢でも網膜剥離になる可能性がありますが20代と50代の人に多いといわれています。  日本眼科学会:目の病気 網膜剥離

その初期症状は視野欠損や飛蚊症(ひぶんしょう)、飛蚊症とは目の中にゴミが浮かんでるようなものが見える症状って書いてある。

目の中にゴミみたいなものが見える

私はものすごい近眼だし、そういえばそんなのあるような…、と気にして初めて自覚する。確かにある。右目に長細いのがひとつ。左は、透明であるようなないようなちいさいのがひとつ。

飛蚊症の原因は、特に治療が必要でない「生理的」なものと、治療をしないと視力が傷害されることがある「病的」なものに分けられます。日本眼科学会:目の病気 飛蚊症

 

「生理的」か「病的」なものかは自分じゃわからない。もし万が一そうだったら早く治してもらわないと怖いので、早速眼科に行く。

先生:瞳孔を開く「眼底検査」をするので検査のあと5時間くらいは目がぼやーっとしますよ。このあと車の運転しますか?

 私:しません。

先生:緑内障の検査もついでにしてみようか? 両目検査しても大丈夫?

 私:え…、帰ってから仕事をしたいんですが、両目検査すると両目ともぼけます?

先生:そうか、じゃあゴミが見える右目だけにしようか。

 

といって緑内障の検査は見送り。視力検査のあと、瞳孔を開かせる目薬を差す。薬が効くまで30分。薬が効くと黒目がぐーーーーっと広がる。こんな感じ↓

 

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そろそろいいかね、と精密機械の前に連れられ、先生助手っぽい人がウイーンウイーンと眼球を撮影。ハイ撮りますよー!と合図があると、しばらくまばたきを我慢しなきゃいけないのだけがちょっとつらい。

撮影後、まっ暗い診察室に呼ばれて先生のレンズの前に座り、先生の指示の通りに目をあちこち動かす。

「これだなーというのは見えてます」

「でも大丈夫ですね、生理的なものですよ」

「もしたくさん見えてきたり何か変わったことがあったらまた来てください。」

というお言葉をいただき、ひとまずはホッとする。とりあえずまだ大丈夫らしい。

初診料+検査・診察料は3,000円でお釣りがきた。3,000円でこの視界の中を漂う虫が安全かそうじゃないかとわかるなんて安いものだ。

 

色覚検査のポスター

ところで待合室のところに、こんなポスターが貼ってあった。

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帰ってから探してみるとポスターの出処はすぐ見つかった。pdfもダウンロードできる(色覚関連情報 | 公益社団法人日本眼科医会)。この検査が10年前くらいに必須ではなくなっていて、今はそれについて色々と意見があるということを知った。

yomidr.yomiuri.co.jp

自分が色覚異常であることを知らないまま、例えば自衛官、警察官、パイロット、電車の運転士などを夢見て育ち、入職寸前で門前払いを食ってしまうというケースがいくつも出現しました 

反対に、色覚差別になるからやらないほうがいいという意見もあるし、そういう団体もある。色盲、という言葉は確かに差別的に聞こえる。

 

個人的には、進学するときに自分の家の経済状況をよく知っておくべき、というのと同じ理由で、自分の職業選択に関しての自分の先天的な状況は早いうちに知っておいた方がいいと思うので、自分の息子にはどこかの機会で色覚検査は受けさせい。男性20人に1人っていうと結構高い割合。